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ダメな転職エージェントの見分け方_アイキャッチ

ダメな転職エージェントの見分け方

転職サイトに登録しても、良い条件で転職できるかは担当のエージェントさん次第。今回は、私の転職サイト(人材紹介会社)での勤務経験を元に、薬剤師にとって優秀な転職エージェントとダメなエージェント転職サイトの違い、そしてどう選別するかについて解説します

転職エージェントの生態は?

転職エージェントとは、転職サイトに登録後、担当として求人情報を探してくれる方です。

イメージとしては、プロ野球選手と各球団の間に立って年俸条件交渉をするエージェント、もしくは賃貸物件を借りる際に、借り主と物件オーナーとの間に立つ不動産仲介業者さんのようなものです。薬剤師の資格を持っている場合や、そうでない場合の両方が有りえますが、概ね医療業界の動向や、薬剤師のキャリアについては精通しています。

転職エージェントさんは、会社に保有している薬局や病院のデータベースから、現在求人があるものをピックアップして、その中から薬剤師さんのヒアリング結果の元、条件に合う求人を提案します。提案するだけでなく、薬局や病院の人事担当と交渉をして、薬剤師さんの希望に叶うような年収、稼働時間、転勤の有無、仕事内容、その他諸々の条件を引き出します。また、条件交渉の他、面接の調整や職務経歴書の作成等を色々と代行してくれる事もあります。

なお、転職エージェント経由で採用された場合は、採用した薬局や病院から、人材紹介会社に年収の約15~25%程度の手数料が支払われます。薬剤師さんの利用料が無料なのは、採用側が手数料を支払っているからなのですね。転職エージェントとしても、薬剤師の年収が上がると手数料が上がるので、薬剤師さんの年収を上げたいインセンティブが働き、薬剤師にとっては好都合です。また、転職エージェントとしても、薬剤師に自分経由で転職をしてもらえないと手数料が全く入ってこないので、業界知識をアップデートして日々切磋琢磨しています。

良い転職エージェントの条件と判別方法は?

転職エージェントは、担当した薬剤師さんを薬局や病院に高く売り込む営業なので、下記の能力が必須です。

  1. 薬剤師業界と薬剤師のキャリアの知識
  2. 薬剤師さんの要望を的確にヒアリングして案件を提案する能力
  3. 薬局や病院に薬剤師を高く売り込む交渉能力

それらの能力が総合的に高いエージェントさんが良いエージェントです(少なくとも薬剤師にとって)。

1つ目の、薬剤師業界と薬剤師のキャリアの知識に関しては、多くの転職エージェントはアップデートされているでしょう。ただし、新人エージェントの場合は、会社で研修をした程度でしかなく、業界知識についてよく分かっていない場合があります。普通に話していて簡単な専門用語を理解していなかったり、話していて違和感を感じるようでしたら、新人やダメエージェントの可能性があるので要注意です。

2つ目の、薬剤師さんの要望を的確にヒアリングして案件を提案する能力に関しても、話せば分かると思います。薬剤師側で重視している条件の優先順位を話しながら整理してくれるので、その時にちゃんと話を汲み取ってくれるか、言外のニーズを汲み取ってくれるか、そして、話しやすいかなどといった事から判断すると良いでしょう。例えば20代後半の女性でしたら、年収や産休育休の取りやすさといった抽象的な話ではなく、実際の産休育休取得率や店舗の薬剤師数、及び店舗のパート数や年齢構成、パートに変更した場合の時給額など、一歩進んだ確認をしてくれると良いですね。逆にそういった提案が無い場合は、伝書鳩になってしまうだけなので、ダメなエージェントです

3つ目の「薬局や病院に薬剤師を高く売り込む交渉能力」ですが、これは判断するのが難しいです。というのも、実際にどのような交渉が行われているのか、それが妥当だったのか等については、交渉の場面を見る事ができないので判断できないからです。例えば、転職エージェントの交渉術の一例として、下記がありますが、これが正しくなされているかは聞いてみないとわからないですし、実際にそれが実行されたかは不明です。

  • 複数の薬局と迷っている事を交渉条件にして、良い条件を引き出す
  • 薬剤師さんの良い部分を探し出して、推薦状を作って採用担当に良い印象を与える
  • 高い給与条件を希望している理由を明確に説明して、その条件に説得力を持たせる

交渉能力を確認するのは難しいので、後述のように複数担当を持って、結果が良い人を選ぶのが一番賢いと思います。

良い転職エージェントの選び方は?

まず、過去に担当してもらった転職エージェントさんが良い方だったのであれば、そのエージェントを指名するのが最良です。

もしいない場合は、まずはサイトに登録してみるしかないです。しかし、担当エージェントが誰になるかは「運次第」です。というのも、登録後に誰が担当になるかは、「地域(○○県専属エージェントがいたりします)」や「雇用形態(フルタイム/パート等)」、「職種(薬局/病院等)」等、会社の組織によって異なるので、コントロールできない場合が多いからです。また、薬剤師の転職エージェント業界は人の入れ替わりが激しいので、運が悪い場合は、薬剤師業界の事をよく知らない新人が担当してしまう事も有ります。

そういった事を防ぐためのリスクヘッジとして、複数サイトに登録して、複数のエージェントと話す事をおすすめします。そして、話してみて違和感を感じたり、話しづらかったり、良い提案をもらえないと感じた場合はお断りして、エージェントを絞り込むのが大事です。疑いがある場合はエージェントとしての経験年数などを聞くと良いでしょう。他のエージェントに代わってもらうように依頼するという選択肢もありますが、地域で担当を割り振っている場合は、自分が転職したい地域の求人に詳しくない場合があるので、あまりおすすめではないです。従って、消極的ではありますが、まずは複数登録して、その後話してみて違和感が無いかを確認して違和感が有る場合は終わりにする、そして、最後にその中で最も条件の良い案件をくれた人が(結果的に)交渉能力が合ったとするのが妥当でしょう。

エージェントの教育に力を入れていて、皆優秀だと感じた転職サイト5社はこちらですので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

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