薬剤師の転職お役立ち情報

薬剤師向け転職サイトの選び方

転職サイトってどう選ぶの?転職サイトの選び方を解説します!

「転職サイトはたくさんあるけれども、どう違うの?」

「転職サイトランキングとか口コミとかたくさんあるけれど、何が正しいの?」

「転職実績ナンバーワンとかどのサイトにも書いてあるけど、本当なの?」

薬剤師さんが転職サイトを見ると、色々と疑問に感じると思います。

どの転職サイトも綺麗に作り込まれていて、ぱっと見ると違いがわかりにくいですが、実際には転職サイトごとに薬剤師求人の数や提供されるサービスの質は大きく異なります。そして、転職サイトを選ぶ上で本当に大事なのは、「病院系求人が豊富」といったように自身の希望に沿った求人が豊富にあること(薬剤師求人の量)、条件の良い求人があること(求人の質)、および転職サイトの運営会社の強みが自身の転職活動に合うこと(転職コンサルタントのサービスレベル)です。

それぞれの転職サイトの強みを理解して、自身の仕事探しの希望に合った転職サイトを選ばないと、「転職前の方が条件が良かったけど、なんとなく転職してしまった。。。」と後悔します。

この記事では、転職サイト運営会社で働いていた経験から、業界の裏事情を交えながら、薬剤師さんの希望に合った転職サイトを選ぶポイントをご紹介します。

転職サイト選びの失敗例

薬剤師向けの転職サイトは2010年頃から急激に増え始めました。現在では50以上の転職サイトが乱立し、中にはかなり粗悪なサービスを提供しているところもあります。こういった選んではいけない転職サイトを使って転職活動をした薬剤師さんの例をご紹介します。

事例1:登録後毎日のようにメルマガや電話、強引な姿勢にうんざり

掲載している求人に興味があって問い合わせをしたら、毎日のようにメルマガが送られてきてうんざりしました。また、希望案件に対して対応がスピーディーなのは良かったのですが、ちょっと迷っているのでゆっくりと探したい旨を伝えても、決断を急かされたり今すぐに転職する事を強くすすめられました。
先方の押しの強さに加えて、条件も悪くなかったので転職を決めてしまいましたが、もう少しじっくりと他も見たかったなと思っています。

「月間○人の薬剤師さんを転職させたら10万円支給」といったインセンティブが設定されている人材紹介会社の可能性があります。そういう会社の転職コンサルタントは、とにかく多くの薬剤師さんを転職させることが目的になってしまい、多少強引にでも転職活動を進めようとします

よくあるのが、企業から内定が出た後に「今月中に結論を出してください」というように、数日しか検討期間を設けてもらえないことです。もちろん企業側が結論を急いでいるケースもありますが、本当に親身になって薬剤師さんの転職サポートをしてくれる転職コンサルタントであれば、企業にかけあって回答期限を延長するなどしてもらえます。

転職を希望する薬剤師さんのためではなく、自身のインセンティブのために働く転職コンサルタントがいるような転職サイトは避けましょう

事例2:希望していない薬局求人ばかり紹介される

転職サイトに掲載されていた近隣の病院を希望したのに、その病院での募集は締め切っていると言われ、代わりに薬局とドラッグストアの求人を紹介されました。特に某大手薬局をしつこくすすめられました。
なかなか病院の求人を紹介してもらえないので他の転職サイトにも登録してみたら、希望に合う病院を紹介してもらえました。最初に登録して転職サイトはなんだったのかという気持ちで一杯です。

病院求人をあまり扱っていない人材紹介会社でよくあるパターンです。自身の希望する職種の求人を豊富に扱っている転職サイトを選ばないと、全く希望に合致しない求人ばかり紹介されてしまいます

人材紹介会社によって扱っている求人の数や種類は大きく異なります。まず、病院の求人は薬剤師だけでなく医師や看護師など、薬剤師以外の医療従事者の人材紹介も行っている会社の方が強いです。社内で医療機関の情報が共有されているためです。また、中小規模の転職サイトでは、大手薬局やドラッグストアの求人をメインで扱っていて、病院や中小の薬局には弱い場合が多いです。中小薬局や病院の求人を幅広く獲得するには大変な労力が必要で、中小規模の人材紹介会社ではどうしてもマンパワーが不足してしまうためです。

希望する職種や雇用形態に強い転職サイトを選ぶようにしましょう。

薬剤師が悪質転職サイトに登録した時の影響

 

転職サイトの選び方3ステップ

転職サイト選びに失敗したケースをご紹介しましたが、ここからは転職サイトの選び方について3つのステップでご紹介します。

ステップ1:足切り-大手の転職サイトを選ぶ

求人の種類と量、転職コンサルタントのサービスレベルという観点から、大手の転職サイトをおすすめします。この条件で10社以内には絞られます。

失敗例でもご紹介した通り、中小規模の転職サイトでは、どうしても求人数の稼げる大手チェーン薬局しか取り扱っていない傾向があります。大手薬局では、本部と契約すればチェーン店全ての求人を扱えるので効率よく「求人数」が稼げる一方、病院や中小の薬局の求人獲得には手間がかかるためです。

また、失敗事例でご紹介した、薬剤師さんを転職させることのインセンティブが設定されている会社があるという点からも、大手の転職サイトをおすすめします。

薬局の採用担当として、私は大手から中小規模まで多くの人材紹介会社さんとやり取りしていました。薬剤師さんの採用数を増やすために、「薬剤師さん3人以上入社したら追加で○円お支払いします」「今月中に薬剤師さんの採用が決定したら1人あたり○円お支払いします」という打診もしてしましたが、大手の人材紹介会社さんからは、「薬剤師さんを強引に特定の企業に紹介することになり得るようなことはしないというポリシーがある」という理由で軒並み断られました。

ステップ2:希望職種と希望雇用形態による絞り込み

希望する職種と雇用形態を決めて、希望する求人を多く扱っている転職サイトを選びましょう。

職種には、主に「病院」「薬局」「ドラッグストア」「企業系」の4つがあります。まずはどの職種を希望するのかを決めましょう。職種を決めかねている方は、「薬剤師の職場/職場別のお仕事内容/給与水準」を参考にしてみてください。

転職サイトによって「病院に強い」「企業系に強い」といった職種別の得意・不得意があります。大手の転職サイトであれば、「薬局」「ドラッグストア」「企業系」の求人はどれも豊富に扱っていますが、「病院」については失敗例でもご紹介した通り、薬剤師だけでなく医師や看護師など、薬剤師以外の医療従事者の人材紹介も行っている会社の方が交渉力があり、求人を多く扱っている傾向があります

次に、希望する雇用形態を決めましょう。雇用形態には、「正社員」「パート」「派遣」の3つがあります。決めていない場合は、全ての雇用形態の求人を扱っている会社を選ぶと良いです。

転職サイトによっては、パート求人には力を入れていない場合があります。特に「扶養内の範囲で働きたい」という場合、勤務日数・時間が少ないために求人を探すことが大変なため、対応をしてもらえない転職サイトもあります。また、派遣の求人を扱っていない転職サイトもありますので、派遣を希望される方は注意しましょう。

ステップ3:複数の転職サイトに登録する

この記事の冒頭で、転職サイトを選ぶ上で大事なポイントとして、「求人の量」「求人の質」「転職コンサルタントのサービスレベル」の3つを記載しました。ステップ2までで「求人の量」と「求人の質」についてはある程度希望に合う転職サイトに絞られます。では、3つ目の「転職コンサルタントのサービスレベル」についてはどのようにして選べば良いのでしょうか?

残念ながら、「転職コンサルタントのサービスレベル」については実際に転職サイトに登録して、担当の転職コンサルタントと話をしてみないとわかりません。おすすめの転職サイトであっても、すべての転職コンサルタントが優れているとは言い切れず、中にはサービスがイマイチな方もいます。また、担当の転職コンサルタントとの相性が合うかどうかも満足度に関係してきます。

そこで、複数の転職サイトに登録することをおすすめしています。実際に私が対応した薬剤師の方は、2~3個の転職サイトに登録している方が多かったです。最初に3個くらいの転職サイトに登録し、並行して話を聞きながら一番信用できそうな転職コンサルタントに絞っていくのがおすすめです。最初に1個だけ登録し、不満があれば別の転職サイトに登録するという方法もありますが、1社だけだと紹介される求人の相場観がわからないというデメリットがあります。

薬剤師向け転職サイトの選び方_3つのポイント

おすすめ転職サイト5選

ここまでで転職サイトの選び方についてご紹介しました。以下、私がおすすめできる5つの転職サイトについて特徴を具体的にまとめてみましたので、転職サイト選びの参考にしていただけると嬉しいです。

対応エリア
全国
求人数
51,296件(2018年4月時点)
雇用形態
正社員、契約社員、パート・アルバイト、派遣
職種
病院・診療所、調剤薬局、調剤併設OTC、OTC販売、企業系、その他
運営会社
エムスリーキャリア株式会社
設立年月
2009年12月
オフィス所在地
東京、大阪

1薬剤師の転職業界最大規模の転職サイト

薬キャリは、薬剤師/医師/病院の事務長などの医療従事者の転職に特化して運営しているエムスリーキャリア株式会社によって2009年から運営されています。エムスリーキャリアの社員数は約500名と業界最大規模です。薬剤師ポータルサイトにて25社中トップの薬剤師登録者数、取り扱い求人数は51,296件と、業界最大手の転職サイトです。特にこだわりが無いのであれば、登録しておいた方が良い転職サイトです。

2転職コンサルタントへの満足度が95%

薬キャリのサポートの大きな特徴の1つは対応のスピード。転職の相談をすると即日で求人の提案があり、多少難しい希望であっても2週間程度で転職先が決まることもあります。また、薬剤師さんの希望に沿った求人を根気よく探したり、希望に合致するように条件交渉をしてもらえることが高い満足度につながっているようです。

3医療業界専門のエムスリーグループが運営

薬キャリを運営するエムスリーキャリアは、東証一部に上場しているエムスリーのグループ会社です。エムスリーグループでは、人材業や薬剤師関連のビジネスだけではなく、医療機関の運営サポートやCRO、SMO事業、製薬メーカーに対するマーケティング支援など、医療業界全体で様々な事業を展開しており、医療業界全体について深い知見をもっています。

対応エリア
全国
求人数
46,423件(2018年4月時点)
雇用形態
正社員、パート・アルバイト、派遣
職種
病院・診療所、調剤薬局、調剤併設OTC、OTC販売、企業系、その他
運営会社
株式会社メディカルリソース
設立年月
2000年3月
オフィス所在地
東京、札幌、宮城、神奈川、愛知、大阪、広島、福岡

1約20年間の薬剤師転職サイト運営実績

ファルマスタッフは、大手調剤薬局の日本調剤のグループ会社である株式会社メディカルリソースによって2000年より運営されています。薬剤師派遣では、日本調剤だけではなく幅広く派遣先の薬局があります。また、長年の運営に加えて、北海道から九州まで全国15拠点のオフィスがあり、薬剤師さんの紹介先、派遣先の就業場所の情報を把握しています。

2コンサルタントへの満足度が95%

調剤薬局を運営する日本調剤のグループ会社が運営しており、調剤薬局の運営についての知見が非常に深いです。また、全国15拠点にオフィスを構え、取引先である医療機関の方々とお仕事探しをされている薬剤師さん双方と直接お会いして面談を実施します。こういった運営の姿勢が高い満足度につながっているようです。

3大手調剤薬局の教育システムを活用した教育・研修

メディカルリソースの親会社の日本調剤では、社員一人あたりの教育・研修費を経営指標として見るほどに社員の教育・研修には非常に力を入れています。この日本調剤の教育・研修のノウハウを活用し、派遣社員として勤務する薬剤師さんのために教育研修制度やスキルアップ講座が用意されています。症例や薬剤についての最新情報が毎月提供されますので、派遣社員として勤務される薬剤師さんでも最新の知識にキャッチアップしていくことが出来ます。

対応エリア
全国
求人数
48,682件(2018年4月時点)
雇用形態
正社員、契約社員、パート・アルバイト、その他
職種
病院・診療所、調剤薬局、調剤併設OTC、OTC販売、企業系、その他
運営会社
株式会社マイナビ
設立年月
1973年8月
オフィス所在地
東京、埼玉、千葉、神奈川、札幌、仙台、名古屋、石川、大阪、京都、神戸、岡山、広島、福岡

15年連続利用者満足度No.1

札幌から福岡まで全国14ヶ所にオフィスがあり、薬剤師さんと直接会って面談する姿勢を大切にしています。面談を通じて薬剤師さんの希望を的確にキャッチし、希望にあった求人の提案をしてもらえることが高い満足度につながっているようです。また、直接対面するキャリア面談のほか、電話やメールでもやりとりをすることで、きめ細かな対応にも定評があります。

2企業系の求人が豊富

マイナビ薬剤師は、ホワイトカラー系の転職サイトでおなじみの株式会社マイナビによって運営されています。マイナビ薬剤師は薬剤師に特化した転職サイトですが、医療系以外の求人に強いマイナビ株式会社が運営していることもあり企業系の求人が豊富です。調剤業務以外の仕事にキャリアチェンジしたい方にはおすすめです。

3人材業界大手のマイナビが運営

人材業界の大手であるマイナビが運営している薬剤師に特化した転職サイトです。創業が1973年と人材業における業歴が長く、転職サポート業務のノウハウを蓄積しており、求職者のことを第一に考えた転職サポートを受けることが出来ます。

対応エリア
全国
求人数
45,324件(2018年4月時点)
雇用形態
正社員、パート・アルバイト
職種
病院・診療所、調剤薬局、調剤併設OTC、OTC販売、企業系、その他
運営会社
株式会社リクルートメディカルキャリア
設立年月
1979年9月
オフィス所在地
東京、愛知、大阪、福岡

1病院の求人が豊富

リクナビ薬剤師を運営する、株式会社リクルートメディカルキャリアの創業は1979年となっていますが、これはリクルートメディカルキャリアの前身である株式会社日本医療情報センター(JAMIC)の設立年です。JAMICは元々医師の転職サポートをする事業運営をしており、病院との取引の歴史は長いです。リクルートグループに入った後に、更に病院求人の獲得に力を入れて病院求人の取扱件数を増大させてきました。薬剤師さんの転職サポート事業の開始は2011年と比較的最近ですが、医師、看護師紹介で培った病院とのネットワークをいかして多くの病院求人を獲得しています。

2人材業界最大手のリクルートグループが運営

「リクナビ薬剤師」は、リクルートエージェント、タウンワーク、リクナビ、とらばーゆなどを通じ、年間100万人以上の転職を支援するリクルートグループが運営する薬剤師に特化したサービスです。人材業界最大手のリクルートグループの運営ノウハウがあり、転職コンサルタントのサポートレベルは高いです。

3転職サポートの質が高い

人材業界最大手のリクルートグループの運営ノウハウがあることに加え、「リクルート」というブランドもあり転職コンサルタントとして入社する社員のレベルが高いです。また、リクルートメディカルキャリアでは医師、看護師の転職サイトも運営していますが、薬剤師専任の転職コンサルタントがプロフェッショナルとして転職サポートを行っています。

対応エリア
全国
求人数
8,800件(2018年4月時点)
雇用形態
正社員、パート・アルバイト
職種
病院・診療所、調剤薬局、調剤併設OTC、OTC販売、企業系、その他
運営会社
エニーキャリア株式会社
設立年月
2018年1月
オフィス所在地
東京

1薬剤師さん一人ひとりの希望に応じたカスタムオーダー

ファーマキャリアを運営するエニーキャリア株式会社は、設立が2018年(事業の運営開始は2015年)と比較的新しい会社です。事業規模も大手と比較すると小規模であり、取扱求人数も少なめですが、最大の特徴は薬剤師さんごとの希望条件に合わせてオーダーメイドで求人をつくることです。どの人材紹介会社でも求職者の希望に近い条件となるように求人企業と交渉を行いますが、ファーマキャリアでは特に交渉に力を入れることで、薬剤師さんの希望に近い条件となるようにしています。他の転職サイトに登録したけど、なかなか希望に合致する求人が見つからないという薬剤師さんにはおすすめの転職サイトです。

2転職サポートの質が高い

ファーマキャリアは、大手の人材紹介会社で優れた成績を残したメンバーを中心に運営をスタートさせたという経緯があり、運営の歴史は浅いながら、条件交渉のコツ等、薬剤師さんに対する満足のいく転職を実現するためのノウハウを多数持っています。求人企業と交渉してオーダーメイドで求人をつくることが出来るのも、転職コンサルタントの高いスキルによります。

3転職コンサルタントが担当する薬剤師さんの数を限定

ファーマキャリアでは、一人のコンサルタントが担当する薬剤師さんの数を限定しています。担当する薬剤師さんの数を多くすると、一人の薬剤師さんの転職サポートに使える時間が減り、難しい希望条件をもつ薬剤師さんへのサービスレベルが下がります。また、ファーマキャリアでは転職コンサルタントの個人売上を重視した運営をしていません。こういった取り組みによって、一人ひとりの薬剤師さんの満足のいく転職につながっています。

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